これからのエンジニア像とは?

名古屋でIT企業を率いる沢田裕之氏が求めるエンジニアとは、技術力はもちろんだが、これからはMLM(マルチ・シンキング/Multi-thinking、統率力/Leadership、道徳観/Moral sense)も必要だという。社会に属する一員として欠かせない、倫理観や思考力を踏まえたコミュニケーション能力を、今後は一層重視するようになるだろうと言っている。IT業界はビジネスの現場では、エンジニアも自己表現やセルフプロデュースといった能力を求められる場面があり、クライアントとの交渉を受け持つ営業担当者だけの話ではないという。

エンジニアの想像力を刺激する環境を。

人材ではなく人財としての雇用を目指す沢田裕之氏。自社の発展のためにより優秀な人財の確保を目指すとともに、新たな雇用を生み出すことで経済に貢献したいと考えている。 働く人間の満足度が上がらなければ、顧客満足にも結びつかない――より良いサービスやや商品、新たなアイデアを誕生させる上で、エンジニアたちの想像力を刺激する環境をどのようにつくっていくのか。これはIT企業にとってビジネスの土台となる重要事項だという。

きっかけは、過去の実体験。

沢田裕之氏が起業するきっかけとなったのは、学生時代のアルバイト経験だ。あるIT企業でアルバイトをしていた際、エンジニアスタッフの待遇や労働条件に驚き、もっとエンジニアを大切にする環境づくりができないものかと考えたという。そこで大学在学中だった当時、友人2人に声をかけ起業を決意。その後は、学生時代から取り組んでいた勉強会などを通じて広げたネットワークをビジネスに活かし成長。企業から5年ほどで社員30人の企業へと躍進した。